
トライアスロン大会は、競技会場が広範囲にわたることや多くのボランティアが必要となるため多くの大会でその運営費が大きな負担となっています。
皆生大会でも例外ではなく、本土でロングタイプのレースを行うためにはコースの安全を確保するために多くの経費が必要となります。
また大会をサポートしてくれる企業も地方経済の落ち込みにより、年々厳しい状況が続いてきました。大会の総事業規模が、約5500万円に対し大会参加料は約34000万円。残りの約2100万円が地元企業などの協賛や各種基金により賄ってきました。
しかし助成金も安定したものでないため毎年、綱渡りの状態で大会を運営しています。
皆生大会の歴史は、日本トライアスロンの歴史そのもの、その伝統を安定したものにするために、過去10年近く据え置いてきた大会参加費を現行の36000円から39000円に値上げすることとなりました。(団体の部は45000円から48000円へ値上げ)選手のみなさんに経済的負担を増やすことは、非常に心痛むところであり組織内部にも賛否両論がありましたが、安定した大会運営のために値上げやむなしと言う結論に達しました。
ただ選手への一方的な負担増を求めるだけでなく大会主催者としてもスポンサーの確保や支出の見直しなど更なる自助努力を行っていく必要があるのは当然で今後、真剣に取り組んで参ります。
未来に繋がる大会に向けて、参加費値上げにご理解いただきますようお願いいたします。

